ABOUT

忘れかけていた時間を思い出す

学校の帰り道で目にした小さな花
アスファルトに降る雨の匂い
夕暮れに鳴くセミの声

子どもから大人になる過程で失われていくもの
知らないうちに消えていく大切な時間

風の歌を聴こう
木々のささやきを感じよう
虫や鳥たちの声に耳を澄ませよう

ここは風と時間の通り道
静けさと明暗の光につつまれ、ハンモックに揺られながら少しだけ目を閉じて
ときおり聞こえる風鈴が、風と時間に色を添える

140年の時を経て、ただそこに在り続けるということ
時間は生活そのものであるということ
あなたがあなたであること

どこにもない家は、今日も変わらずあなたをお待ちしております